ベオグラード旅行 2025年版ガイドデータ&製本販売中!

セルビア料理一覧:美味しい写真とともに知る セルビア料理と注文のポイント

「お気に入り追加」で、いつでもすぐにアクセス

東西ヨーロッパの交差点に位置するセルビア料理は、トルコやギリシャ、西ヨーロッパの影響を強く受けています。
ここでは、セルビアのレストランでオーダーされるメニューと注文の際のポイントをご紹介します。

目次

1. 食前に注文する飲みもの

レストランでは、まず食前に飲みものを注文します。
お酒やジュースのほか、ミネラルウォーターを頼むのも一般的です。

ラキヤ (Rakija)

果実の蒸留酒。セルビアではプラムのラキヤが多く飲まれます。

ラキヤバーでセルビア最強の酒『ラキヤ』を飲む(現地動画あり)

ビール (Pivo)

国産はJelen, LAV, Zaječarskoなど。
国産ビールは「ドマチェ ピヴォ(Domaće pivo)」とオーダーします。

スーパーで買うセルビアのお土産:セルビア産ビール

ワイン (Vino)

ボトル、ハーフボトル、グラスワイン。赤・白・ロゼがあります。

400種類のワインがずらり!セルビア産ワイン&ベルメットが買える専門店

ジュース (Sok)

コーラやオレンジ、ピーチ、レモネードなど

スーパーで買うセルビアのお土産:100%ジュース

ミネラルウォーター (Voda)

炭酸、ガスなしの2種類です
在住者が解説【旅の前に知っておくこと】セルビアのミネラルウォーター

【2025年最新】セルビアの物価を徹底解析!旅行者のための実用ガイド

2. スープ

スープの注文は必須ではありませんが、軽めの食事(メイン料理を頼まない場合)にはよく選ばれます。
おすすめは「仔牛のスープ」です。

仔牛のスープ (Teleća čorba)

玉ねぎやセロリ、人参を煮込んだ仔牛のクリームスープ

ビーフスープ (Goveđa čorba)

トマトやパプリカと煮込んだビーフスープ

チキンスープ (Pileća čorba)

チキンベースの透明なスープ。レザンチと呼ばれるパスタ入りです。

ラムスープ (Jagnjeća čorba)

トマトベースのラムスープ

トマトスープ (Paradajz čorba)

酸味のあるさっぱりしたトマトスープ

フィッシュスープ (Riblja čorba)

鯉などの川魚と玉ねぎ(香味野菜)を煮込んだフィッシュスープ。赤い色はパプリカパウダーです。

3. サラダ

サラダは必ずしも注文しなくても大丈夫ですが、肉料理と合わせて楽しむのがセルビア流。
セルビアでは「サラタ」と呼ばれます。

スルプスカ・サラタ (Srpska salata)

トマト、きゅうり、パプリカ、玉ねぎに “ホットペッパー”が乗っています

ショプスカ・サラタ (Šopska salata)

トマト、きゅうり、パプリカ、玉ねぎに “フェタチーズ”(or フレッシュチーズ)が乗っています

グルチュカ・サラタ (Grčka salata)

トマト、きゅうり、玉ねぎ、オリーブとフェタチーズのギリシャサラダです。

キセリクープス (Kiseli kupus)

発酵キャベツ(サワーキャベツ)
冬のメニューです。

ホットパプリカ (Ljuta papričica)

ホットパプリカ+刻んだにんにく+オイル。
料理の付け合わせに。

レッドパプリカ (Grilovana paprika)

焼いたレッドパプリカににんにくとオイル。秋から冬のメニューです。

クープス・サラタ (Kupus salata)

千切りキャベツにビネガーと塩のシンプルな味付け。
同じく「トマト」「きゅうり」だけのサラダもあります。

ゼレナ・サラタ (Zelena salata)

レタス、ラディッシュ、長ネギ+ビネガーなどのグリーンサラダです

ビタミン・サラタ (Vitaminska salata)

赤キャベツ、パプリカ、ねぎ、人参、りんご、レモンとオイルのサラダ

4. 前菜・アペタイト

セルビアではチーズやハム、サラダなどを少しずつ盛り合わせた前菜が定番です。
友人や家族とシェアしながら楽しみます。

アペタイザーセット

ハム、プルシュトゥ、フレッシュチーズ、カイマク、アイバル、プレブラナツ等の前菜セット

ピタ (Pita)

薄いパイ生地と卵・フレッシュチーズを重ねて焼いたもの

プロヤ (Proja)

トウモロコシ粉のパン

【セルビア料理のレシピ・動画】プロヤの作り方(Proja)

フライ・カチカヴァリィ (Pohovani kackavalj)

カチカヴァリィというハードチーズを揚げたもの

ペチュルケ・ナ・ジャル (Pečurke na žaru)

マッシュルームのグリル
ご飯が少し付いていることが多いです。

グリル・ベジタブル (Grilovano povrće)

瓜やパプリカ、ズッキーニ、マッシュルームなどの野菜のグリル

ムサカ (Musaka)

ジャガイモ、玉ねぎとひき肉を卵液(牛乳)を掛けて焼いたもの

前菜の中には「ムサカ」のように、一人前の料理として楽しめるものも含まれています。
そのため、メイン料理と合わせると食べきれないこともあるのでご注意ください。

【セルビア料理のレシピ・動画】ムサカの作り方(Musaka)

プレブラナツ (Prebranac)

白いんげん豆や玉ねぎを煮てオーブンで焼いたもの。ソーセージが乗っていることが多いです。
※メイン料理に匹敵する量です。

【セルビア料理のレシピ・動画】プレブラナツの作り方(Prebranac)

ムチュカリツァ (Mućkalica)

豚肉、玉ねぎ、パプリカ、トマトを煮込んだもの
※メイン料理に匹敵する量です。

グラシュ (Gulaš)

トマトベースのビーフ(ポーク)シチュー
※メイン料理に匹敵する量です。

【セルビア料理のレシピ・動画】グラシュの作り方(Gulaš)

サルマ (Sarma)

発酵キャベツのロールキャベツ。米が入っています。冬のメニュー。

【セルビア料理のレシピ・動画】サルマの作り方(Sarma)

パスリ (Pasulj)

白いんげん豆のスープ。赤い色はスイートパプリカ(粉)です。

プニェネ・パプリケ (Punjena paprika)

パプリカに挽肉や米を詰めて煮たもの。夏のメニュー。

【セルビア料理のレシピ・動画】プニェニャ パプリカの作り方(Punjena paprika)

チュフテ (Ćufte)

ミートボールのトマトソース煮込み

パプリカシュ (Paprikaš)

赤パプリカ、じゃがいも、人参、鶏肉の煮込み料理

【セルビア料理のレシピ・動画】パプリカシュの作り方(Paprikaš)

5. メイン料理

ロシュテリィ ミックス (Mešano meso za dvoje)

セルビア料理といえばコレ!
牛・豚・鶏肉、ベーコン、ソーセージのグリルです。
量が多いので3人以上の場合にお薦めです。

カラジョルジェ (Karađorđeva šnicla)

薄く伸ばした鶏肉にハム、チーズ、カイマクを巻いて揚げたもの。
ガッツリ重いメニューです。

カラジョルジェとは、セルビア革命の指導者であるジョルジェ・ペトロヴィッチのことです。

カラジョルジェ(メニュー)を作ったシェフのレストラン

チトー大統領の専属料理人が作る伝統セルビア料理を味わう

スヴィンスカ・レブラ (Svinjska rebra)

ポークリブのグリル。上にはカイマク(乳脂肪)が乗っています。

チェヴァピ (Ćevapi)

挽肉とにんにくのソーセージ状のグリル。

ピェスカビツァ (Pljeskavica)

挽肉、玉ねぎ、にんにくのバーガー

ピェスカビツァは、街のファストフード店も人気です。
ファストフード店では、パンに挟んだものになります。

グルマンスキ ウシュティプチ (Gurmanski uštipci)

挽肉とにんにく、チーズ、ベーコンを加えて焼いた小さなバーガー

ラジュニチ (Ražnjići)

「ラジュニチ」とは “串焼き”の意味。
ポークの串焼きが多い。

コバシツァ (Kobasica)

にんにくやスパイスが効いたソーセージ

カラバタク (Pileći batak)

鶏もも肉のグリル

ピレチ・フィレ (Pileći file)

鶏むね肉のグリル

メダリオン (Medaljoni)

丸く(メダル型に)切った牛肉(豚肉)をソテーして、にんにくやワインと煮たもの

ビフテキ (Biftek)

ビーフステーキ

サチ (Ispod sača)

仔牛やラム肉、じゃがいも、玉ねぎ等の野菜を炭で蒸し焼きにしたもの

ベオグラードで伝統料理Ispod sačaを堪能!炭火で仕上げる絶品グルメ

ヴェシャリツァ (Vešalica)

ポークミートのグリル

サーモン (Losos)

サーモンのグリル

イカのソテー (Punjene lignje 米詰め)

小イカのソテー

ギリツァ (Girica)

ニシンやイワシなどの小魚にコーングリッツを付けて素揚げしたもの

6. デザート

ケーキ (Kolač)

タルトやチョコレートケーキなど、レストランにより異なります

アイスクリーム (Sladoled)

バニラやチョコなどの基本的なアイスが多い。夏季のメニュー。

パラチンカ (Palačinka)

パラチンカとは“クレープ”の意味です。
セルビアではくるみと砂糖を包んだクレープが一般的。

バクラヴァ (Baklava)

薄い生地にくるみやドライレーズンを重ねて焼き、砂糖シロップをかけたもの

ウルマシツァ (Urmašica)

卵ベースのソフトビスケットに砂糖シロップをかけたもの

トゥファヒェ (Tufahije)

りんごの芯をくり抜いて煮たものに、くるみ・クリームを入れて、生クリームをトッピングしたもの

7. ドリンク

コーヒー (Kafa)

セルビア式コーヒー(ドマチカフェ)、カプチーノ、エスプレッソなど

ジュース (Sok)

コーラ、レモネード、オレンジ、ピーチ、りんご、いちごなど

ハーブティー (Čaj)

ミント(Nana)、カモミール(Kamilica)、ドッグローズ(Šipurk)などお湯+ティーバッグで出ます

● レストランが混雑する時間

レストランが混雑する時間・・・ランチ14-16時の間夜は19時以降

● 注文のポイント

  • まずドリンクを注文します。
    ウェイターが来たら いつも飲む物を」「メニューを見ずに」「すぐオーダーが定番です。
    ここですぐに注文をしないと怠惰なウェイターは来なくなります。
  • パンは必要か聞かれる OR 勝手に出てきます。
  • 全体的に量が多いので、デザートまで食べきれないことが多いです。
  • 残った料理は「テイクアウト」できます。
  • 禁煙席は殆ど無いか、場所が悪いことが多いです。
  • チップを置く場合は「総額の10%まで」。
  • 何を頼んでいいか分からない場合の万能ワードは、「What is SPECIAL in SERBIA?」。(英語で可)

お薦めのレストラン