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セルビア在住者が解説【セルビアの治安・旅行前に知っておくこと】総まとめ

1. セルビアの治安

私はセルビアのベオグラードに15年住んでいますが、身の危険を感じたことは一度もありません
セルビアは通り魔なども滅多に起こらず、感覚としては「日本よりセルビアの方が平和」です。
セルビアの治安について紛争のイメージを抱いているのなら、それは時代錯誤です。(TOPページ)
フーリガンやデモは、サッカーなどの試合フーリガンが集まるカフェ・クラブなど特定の場所に行かなければ巻き込まれることはありません。

私がいつも気を付けていることは下記です。

セルビア・ベオグラード観光で注意すること

荒い車の運転

ベオグラードには運転が雑な人が多く【スピードの出し過ぎ】、【ながらスマホ】、【信号無視】による事故が頻発しています。
車道は日本と逆の右走行です。道を横切る時は両サイドに注意してください。

車内のスリ

混雑した場所やバス内での被害は昔からあります。 貴重品はファスナー付のバッグに入れ、車内では体の前で抱えましょう。
混雑したバスやトラムには乗らずに、次の車両にするなどの対策をしましょう。

両替をした後や現金は、人目につかない様にすぐにしまいましょう。

リュックの場合

アラブ系難民(ジプシー説も)と思われる人達より、後ろからリュックを開けられて中味を盗られる被害が起こっています。
手口は、人通りの少ない場所・時間に、3~6人の集団が前後を挟み、【前を行く者が急に歩く速度を落とす→こちらも速度を落とす→その内に後ろからリュックを開けられて盗られる】というものです。
この様な旅行者に見える人達が近付いてきた時は離れると共に、リュックやバッグは前に抱えるか、ジッパーを開けられないようロックするなどの対策を強くお勧めします。

夜間の外出

夜間にひったくりに遭ったという人も居ます。また夜間はドラッグの使用者と遭遇する確率が高くなります。
暗くなってから人気の少ない場所へ徒歩で行くことはお勧めしません。

ナイトクラブでの暴行・ドラッグ使用は常に問題になっており、入店はお勧めできません。
入店する場合は、信頼出来るセルビア人と同行ください

暴動や事件が起こりそうな場所 (サッカーなどの試合・ナイトクラブ)

レッドスターやパルチザンの試合(サッカー)ではフーリガンの暴動が多いです。
観戦する場合、終了後はすぐにタクシーに乗ってスタジアムを離れてください。
またサッカーチーム(レッドスターやパルチザン)のTシャツなどを着用して街を歩くと、対抗するフーリガンに襲われる危険があります。
購入しても着用しないことを強くお薦めします

2. セルビアの通貨・両替方法

セルビアの通貨は「セルビア ディナール(Serbian Dinar)」です。(100din=121円 / 2022年12月)
「din.」と略して書きます。
両替は空港や、街にある両替所【メニャチュニツァ】(MENJAČNICA)で行います。

セルビアの通貨は紙幣と硬貨
街の両替所・MENJAČNICA

両替の仕方

  1. 窓口の下からお金をスライドして渡す(ガラスで仕切られています)
  2. その時に「100ユーロで」など両替する金額を言う
    *セルビア人は「100ユーロから、20ユーロのみ両替」などする場合があるので、両替金額は必ず聞かれます
  3. 両替分とレシートをもらう

レートと概要

レート100din=121円 (2022年12月)
ディナール=円 ほぼ等価】と覚える
持参する通貨ユーロ】が一般的(英国ポンド、USドルも可)
※日本円は不可
両替場所【空港・街の両替所】 (MENJAČNICA=メニャチュニツァ)
*銀行、郵便局は時間が掛かる&レートが悪い
一度に幾ら替えればいい?【先ずは100ユーロ】替えて様子を見ましょう
レストランの食事は1人 1,000~3,000dinです
(カードで払える店も多いです)
注意事項出国時は、ディナールからユーロに戻すことをお忘れなく。
(街や空港で、紙幣のみ可)
※日本の銀行はディナールの取り扱いがありません

レート換算に便利なスマホアプリ

【セルビア旅行の持ち物】必須&便利アイテム10

クレジットカードの通用度

殆どの大きなレストラン、カフェ、スーパー等でクレジットカードが使用できます。

VISA,MASTER…取扱店が多い
AMEX,DINERS…扱い店が少ない

クレジットカードで現金(ディナール)を引き出す

  1. クレジットカードを入れ暗証番号を入力
  2. 英語を選択
  3. 引き出し(withdrawal)を選択
  4. クレジット口座か預金口座の選択
  5. 引き出し金額
  6. * 一度に3~4万ディナールしか出せません。
    それ以上の場合は同じ操作を繰り返します。

支払いはユーロ or ディナール?

旅行では ディナールの利用が一般的です。

ディナールで支払い

ホテル、レストラン、チップ、お土産店、スーパー、タクシー(20ユーロなどキリが良い場合は、ユーロ可の場合もあり)

ユーロでの支払いが多い

車をチャーターする場合、お礼やお祝い金、アパートホテル/賃貸、車や家の売買など大きな額の決済

3. ベオグラード空港~市内アクセス

セルビアの国際空港は、ベオグラード(ニコラ・テスラ)空港のみです。

【セルビア】ベオグラード・ニコラ・テスラ空港|市内アクセス完全版

ベオグラードの移動手段

ベオグラードではタクシーや、バス・トラム・トロリーバスで移動します。

ベオグラードのバス・トラム|完璧ガイド

地方や隣国は長距離バスで

セルビア国内の移動や、隣国へは長距離バスを使う人が多いです。

【セルビア】長距離バスの乗り方・完璧版

4. スマホ用・SIMカードが買える場所

SIMカードは下記の携帯ショップKIOSKで購入できます。
認証方法が複雑なため、ショップ店員に任せると良いです。

※空港等でのポケットwifiの貸し出しサービスはありません

【Yettel】
5GB / 7日間 / 400ディナール
15GB/15日間/ 600ディナール (説明) 地図
*空港でのポケットwifiルーターの貸し出しはありません。

【A1】
SIMカードを入れるだけで認証は簡単です。
サイト

5. ビザと時差

ビザ:日本国籍の方は、90日以内の滞在の場合ビザは不要です。

サマータイム(3月中旬~10月下旬)-7時間
サマータイム以外(10月下旬~3月中旬)-8時間

パスポート残存期間

日本出国時に3カ月以上の残存有効期間が必要です。

6. セルビアのチップの相場

セルビアではカフェやレストランタクシー、ホテル(ルームサービス)でチップを残します。
必須ではありませんが、現地の人は通常チップを置いていきます。
チップを払う場所と目安は次の通りです。(料金の10%まで)

場所内容チップの相場
カフェコーヒー1杯(150ディナール)30~50ディナールほど
レストラン合計5,000ディナールの場合200~500ディナール
ホテルルームメイドにチップを残す場合200~500ディナール
タクシー*必須ではありません100~200ディナールほど多目に支払う
チップの支払い方

清算時に端数込みで支払う(例えば 950ディナールの場合、ウェイターに「1,000ディナールで」と言う)
清算後にテーブルに置いて店を出る
・サービスの良かったウェイターに直接渡す

ボッタクリについて

特に心配する必要はありません
これまでに被害に遭ったという話は聞いたことがなく、私自身も店や市場・レストランで地元の人より高い金額を請求されたことはありません

「タクシーのボッタクリ」は起こります

セルビアで旅行者が嫌な目に遭う第一位は「タクシーのボッタクリ」です。
これはセルビア人に対しても起こっており、現在のところ防ぎようがありません。
乗車後、タクシーのメーターが異常な早さで回るなどした場合 「行先を間違えた、ここで降りる」と言って一旦降車、他のタクシーに乗り換えるなど対策ください。

7. 旅のセルビア語

フヴァーラ
ありがとう (Hvala)

ドバルダン!
こんにちは!(Dobar dan!)

チャオ!
こんにちは!/さようなら!(Ciao)

「フヴァーラ」は旅行で一番使う言葉です。
「ドバルダン」は10~17時(明るい間)に一番多く使われる挨拶です。
旅にはこれだけで充分です。逆にこれ以上覚えても忘れるだけです。

Q. セルビアで英語は通じる?

ベオグラード中心地では、8割ほどの人に英語が通じます。
地方ではやや通用しなくなります。

8. セルビア人の親日度

ベオグラードで行われた東日本大震災のチャリティー活動

多くのセルビア人は日本人について、「勤勉で礼儀正しい」という認識を持っています。
日本製品は高品質、日本食はヘルシーという信頼もあり、日本人に対しては好印象です。
但しそれは貴方が日本人だと分かったら…の話しです。
他国同様、セルビアでもアジア人を見ると「中国人」と決め付けます。
セルビアの親中度は「普通~悪い」といった感じで、からかわれたり嫌な目に会う人も少なくないでしょう。
回避策として、聞かれなくても「日本では~」「日本から来た」と強調してみてください。

9. ベオグラードのお薦め宿泊場所

観光では共和国広場近くの宿泊がお薦めです。
赤枠: 観光・食事・買い物の全てに便利。
青枠: 中心地へは少し遠く坂道が多いです。レストランは何処にでもあります。

【セルビア・ベオグラード観光】共和国広場~クネズミハイロ通り(動画ガイド) 【無料】ベオグラードの観光/レストラン・お土産店の地図

滞在登録について

セルビアでは外国人が24時間以上滞在する場合、警察署に滞在届を提出する必要があります。

ホテルに宿泊ホテルから警察へ滞在届が提出されるので、宿泊者は何もする必要はありません
チェックインの際はパスポートを提示します。
個人宅に滞在家主と滞在者が警察に届ける必要があります。
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ホテルや家庭の水は飲めるの?

ベオグラードの家庭やホテルの水は飲料可能です。(殆どの地域が硬水です)
ミネラルウォーターも安価で沢山売られています。

セルビアで売られているミネラルウォーター
よく飲まれている軟水のROSA(ロサ・左)と、ガス入りのクニャズ・ミロシュ(Prince Miros・右)

10. セルビアの気候・旅の服装

セルビアには四季があります。
天気予報は、AccWeatherが割と正確です

スマホは右スクロール

1月初旬の気温は3~10度。
下旬から2月に掛けてマイナス気温となり寒くなる。
帽子、手袋等の防寒を忘れずに。凍結もあるので滑り難い靴を。
2月気温は-3~12度。
積雪や雨が降る場合もあるので防水の服装・靴が好ましい。
3月15度以上と徐々に暖かくなるが、たまに小雨が降る。
気温は安定せず下旬まで積雪の可能性あり。
4月気温は2~20度と大きく変動する。
初旬は防寒、下旬は暑い日もあるので 半袖+ジャケットを。
5月晴~雨と変わりやすく、気温は10~30度。
半袖+ジャケット+防水靴がベター。
6月初旬は暑くなり27度ほどで、後半は猛暑(40度近く)になる場合もあります。
雨が降ると気温が一気に下がるので、夏の服装+軽いジャケット持参で。
7月初旬は曇りの日が多く、気温も下がる。 軽いジャケット要。
下旬は気温が上昇し酷暑の可能性も。
8月雨が降ると気温が下がり、38度から1日で22度になることも。雨の予報の場合は長袖のシャツや軽いジャケット持参で。
9月初旬は気温が25度前後で過ごし易い。
中旬から下旬にかけて、雨が降ることが多く寒い日がある。 防水靴、傘、ジャケットを。
10月気温は15~25度と変動する。 朝夕は特に冷えるので、防寒を。
晴れの日は20度を超え、暑い時もある。
11月初旬は気温が20度ほど。晴れて暖かく過ごし易い。
中旬から後半にかけて寒くなる。初雪もこの頃。朝夕はとても寒い。防寒を怠らないように。
12月気温は5~10度。 曇り~雨の日が多い。
防寒はマスト。

旅の服装

夏:通常の夏の服装+軽く羽織るもの(雨が降ると気温が下がります)
冬:防寒+防水+滑りにくい靴(雪が降り道が凍結します)

11. セルビアの祝祭日・店休日

  イベント店休日
1月1-2日新年1日は休みの店が多い
 7日正教クリスマス6日は店が早仕舞い、7日は休みが多い
 14日正教新年普段通り
2月15-16日建国記念日店はほとんど休み
5月1-4日イースター (4月の場合も有り)会社・レストラン・博物館の休館が多い(特に中間日)
 1日メーデースーパーは開いているが時短が多い
 9日戦勝記念日通常通り・カレメグダンで大砲
11月11日休戦記念日会社・学校休み
12月19日スラヴァ聖二コラ(最大)  を家で祝う(スラバは他の日もあるが、この日が最大)
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他に、博物館や美術館は月曜休館土産などのお店は日曜休みの場合が多いです。
観光の前に必ず店舗サイトでご確認ください。