ベオグラードの中心地にあるラキヤ・バー(2店舗)では、32種類のラキヤを試すことが出来ます。
ラキヤとは、プラムや桃、アプリコットなどの果実や蜂蜜を発酵させて作る透明の蒸留酒。
アルコール度は40%前後、高いものは60%にもなり、これが「最強の酒」と言われる所以である。
セルビアでは食前酒として家庭やレストランでよく飲まれている。
使用される果実や保存期間、生産地により、香りや色、アルコール度が異なる。
1グラス は約30ml。ラキヤはアルコール度が非常に高いためショットグラスなど少量で飲みます。
写真はプラムの10年物のラキヤで、樽醸造の綺麗な琥珀色が特徴です。
(レストランで提供しているラキヤは1~2年のもので色も透明のものが多い)
アルコール度は45度。香り高くコクと深みがあります。(450ディナール=約470円)
こちらは12年物のプラムのラキヤ。(樽醸造)
上の10年物とテイストは殆ど同じに感じますが、分かる人には分かるとのこと。
(450ディナール=約470円)
左から、
・ プラムラキヤ+蜂蜜&ミント
・ プラムラキヤ+ラズベリーシロップ
・ 葡萄のラキヤ+オレンジシロップ (各250ディナール=260円)
蜂蜜&ミントは薬膳酒のようで若干アルコール高め、ラズベリーは甘くてアルコールを感じずジュースのよう、オレンジは香りがほんのりとします。
カクテルのような甘いラキヤのアルコール度は、25~35度。
アルコールに弱い女性には、ラズベリーがお薦めです。
冬は、オレンジテイストの甘いホットラキヤも人気。(350ディナール=360円)
ラキヤ・バーでは以下のラキヤを試すことが出来ます。
- プラム(セルビアで最も良く飲まれる)
- 蜂蜜
- ラズベリー
- 林檎
- 洋梨
- マルメロ(カリンのような果実)
- アプリコット
- 葡萄
- ブラックベリー
- チェリー
- ぶどう
- カララント(甘い)
- ハーブ(クルミの若いものを漬け込んだもの=ヨードが豊富、カンタリオン、ミントなどを漬けたもの)
- ジュニパーベリー
- ハーブをブレンドしたラキヤ(薬膳酒)
その他、コーヒー、ビール、カクテルなどもオーダー可。
スタッフがお勧めのラキヤを提案してくれます。(英語可)
店内ではお土産用のミニボトルも販売。
オリーブやチーズがオードブルとして付きます。
ベオグラードご滞在中の際はぜひ一度試飲ください。

