ベオグラードから車で4時間、ズラティボル地方のメチャブニク丘にある Drvengrad(ドゥルベングラッド=木の町)は“黒猫白猫”などで有名な映画監督エミールクストリツァにより2004年に建築された民族村である。
同監督作の”Life is Miracle”のロケ地にも使用されたこの場所は、レストランや美術館、シアター、教会、お土産店などを併設し、国内外からの観光客が訪れる。
この村を建築した理由としてクストリツァは、
戦争で私が生まれ育った街 サラエボを失ってしまった。それがこの村を建設した理由だ。ここでセミナーや映画製作の講習、コンサートや民族製品の講習などやっていきたい。私はここを滞在場所とするので、たまに訪ねて来て欲しい。グローバル化が進む中、伝統文化を守る開けた場所となることを期待している。
と語っている。
村内にある民族的なレストラン “ロティカ”。
ここではセルビア伝統料理の数々を試して頂きたい。(写真はサルミツァ)
サワーミルクも是非。
お土産店や宿泊施設も年々増設されてきた。
部屋の中は何となく田舎モード。
お土産ショップもあるが・・
ここだけの話し、この場所は観光的には全然面白くない。
もう何度か来ているが、観光に必須な歴史的建築物、アトラクション、特産品、お土産など特に何も無いのだ。
コアなファン向けにクストリツァのサイン入りグッズとか置けば良いのに。
映画のロケ地見学や、田舎の村の雰囲気、ランチ目的なら良いかもしれない。