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一度は住んでみたい?!『川の中の家』の中をご紹介!


「驚くべき奇妙な家」でも紹介された “川の中の家”。
この場所は、ベオグラードから南西にあるBajina Bašta(バイナ バシュタ)のドリナ川にある。
ドリナ川が国境となっているため、写真右側がボスニア・ヘルツェゴビナ、左側がセルビアになる。(家はギリギリ セルビア内)


ベオグラードからは、車で約3時間。

家は岩の上に建てられているため、川の中の家・オーナーのミロシュさんが操縦するボートで向かう。
岸から1分で到着。

家にはテラスや、

キッチン(冷蔵庫やシンク)が完備された10畳ほどの部屋がある。

ここで釣った川魚を焼いて食べたりする。


ステレオもあり、ミロシュさんや友人はここで酒を飲みながら優雅に過ごすこともあるそう。

家の近くの岩で休む少年達。
“川の中の家” もこういう感じで始まった。

(写真提供: ミロシュ氏)

1968年、ミロシュ氏を始めとする少年達が、川で泳ぐ際に休息する場所を作りたくて、岩の上に屋根を付けたことが現在の家の土台となった。

(写真: ミロシュ氏)

(写真: ミロシュ氏)

しかし、家の保持は楽なものではなかった。
この50年間で、6度 川の氾濫で流されている。

(写真: ミロシュ氏)

最後に流されたのは2011年。

(写真: ミロシュ氏)

その都度 建て直して現在の家となった。2011年以降は今の形状を保っている。
そして、2012年 にナショナルジオグラフィック誌で紹介されて以降、街の観光地として有名になった。夏は観光バスで写真を撮りにくる人も居るという。

(写真: Drinska regata)

「ドリナ川・ボートレース」でも活躍。

(写真: Drinska regata)

このレースは、昔 タラ山脈や周辺の山で伐採した木材をイカダ状にしてドリナ川を使って運んだという伝統(写真)を伝える目的と、観光促進を兼ねて開催している。
今年の開催は7月17~21日。

Drinska Regata


取材中、霧が出てきた。
「霧は条件が揃わないと出ないから珍しいよ!」とミロシュさんは言っていた。