【世界一高価な食べ物ランキング】にて、セルビア西部にあるZasavica(ザサヴィツァ/S.ミトロビツァ)ロバ牧場で作られている “ロバ乳チーズ” が選出された。
ベオグラードから車で1時間。
スレムスカ・ミトロビツァにあるロバ牧場に到着。
“ロバ乳で作った最高級チーズ”とは?
- ロバ乳は妊娠中~出産後の10ヶ月間しか採れない
- 1頭から搾乳出来る量は1日にたったの0.2リットル
- 1kgのチーズを作るために、25リットルものロバ乳が必要なためこの牧場では年間50kgしか作れない
という貴重なチーズ。
貴重なロバ乳チーズは、1個 7,000円!(写真)
牧場の人の話しでは、このチーズの購入者はずばり富裕層。
アラブやイギリス、シンガポールから購入する人がいる、ラスベガスのカジノのレストランにも卸しているらしい。
世界一高価なチーズ、その味と食感は?!
半分に切る…が硬くて切れない。 何とか切るとボロボロと崩れてしまう。
想像していたクリーミーで柔らかい質感とは違うような。。
そして味は・・塩気が強くてしょっぱ過ぎる!
食感は乾燥したものが口の中でボソボソと残り、香りはチーズ特有なのか腐臭。
塩気+ボソボソ+腐臭のコンボでとても全部食べ切れず、各自割って持ち帰ることに。
ロバ乳は脂肪分が非常に少ないため、チーズを作るには高度な技術を要するという。
この牧場では専門のチーズ工場へ依頼、試行錯誤の末、ロバ乳(60%)に山羊乳(40%)を配合することで製品化に成功したという。
ロバ乳シリーズは、左からチーズ(箱入り 9,200円)、ロバ乳の蒸留酒(1,350円)、ロバ乳(5,600円)、ロバ乳クリーム(3,000円)、石鹸(700円)の品揃え。
「ホラ、ここを開くとチーズが嵌め込んでるんですよ。」と力説するオーナーのシミッチ氏。この箱に入れただけで、2,200円増。
という訳で、予想とは180度違うロバ乳チーズであった。(2014年時)