”ベオグラードのガイドブック” 販売中です!

世界で一番新しい国?! リベルランドへ行ってきた【行き方記載】

* 写真・情報は2018年時のものです

リベルランド(Liberland)は、チェコ国籍のヴィート イェドリチカ氏(リベルランド大統領)により、2015年5月にセルビアとクロアチアの国境にある無主地(どちらの国にも属さない土地)を領土として主張する形で建国された。

ミクロネーションとは、独立国家または州と酷似しているが、各国の政府や国際連合をはじめとする主要国際機関によって承認されていない実体である。別名ミクロ国家、自称国家とも。
ミクロネーションは、個人または家族によって小規模に行なわれ、しばしば風変わりなものと見なされることが多い点が特徴である。
ミクロネーション wikipedia


セルビア側のアパティンからボートで出発。

大統領の付き人が操縦するクルーザーで20分ほどドナウ川を北上する。

リベルランドへ到着!
…と思いきや、

そこにはボートハウスが。

「リベルランドへようこそ!
…現在、一時的に対岸に移動しているんです。」と話す大統領。

ドナウ川を見張るクロアチア国境警察艇。

「リベルランドはクロアチアと地続きの無主地なんです。ですがクロアチアはこの場所を私達の領土と認めていません。だから私たちはこの対岸に移動しているのです。」と説明を受ける。

イェドリチカ大統領は2015年にクロアチアで不法入国(国境侵害)で逮捕された。
以降クロアチアには入国禁止、実質リベルランドにも入ることが出来ない。

船内でパスポートに入国スタンプを押してもらう。


卓上に無造作に置かれていた大統領のパスポート。
中にはセルビアの入国スタンプが押されていた。(入管はチェックしているのだろうか?)

ファーストレディのヤナ夫人。

船内で食事を頂く。

リベルランド発行コインを見せてもらいながら、現在の問題(誰も領土に入れない)や今後の展望を聞く。

写真: リベルランド公式サイト

「エコロジー且つ内外のインフラが整備された都市を目指しています。都市プロジェクトは公募で選びました。
大気汚染、廃棄物問題を解決し全てのリベルランド住民が安全に暮らせるスマート都市を願っています。」と壮大な構想である。

次の会議のためリベルランドを後にする大統領。

水上バイクを飛ばして向かうのは、

リベルランド領土。

停泊しているクロアチア警察艇に接近すると、

クロアチア艇 追跡開始。 かなり接近して大統領ピンチ!

振り切りに成功して遠くなる大統領。

そして平和が戻った(?)ドナウ川。

次ページは「リベルランドへ行くには」

1 2