セルビアでは、カフェやレストランのメニューに「ミントティー」や「カモミールティー」といったハーブティーがあります。
セルビア人はコーヒーやエスプレッソなど カフェインの強い飲み物を好む一方、体調が悪い時や健康志向の人にはカフェインフリーのハーブティーが人気です。
ヨシフ・パンチッチのお店について
ベオグラード中心近くのハーブティー専門店店、“Dr. Josif Pancic”(Dr. ヨシフ・パンチッチ)では、不眠、高血圧、リューマチなどの症状別にブレンド(メディカル)ハーブティーを販売。
店舗は地下。 この辺りから既に独特の香りが漂います。
この機関は1948年にユーゴスラビア政府により設立、専門の薬剤師により研究を続けています。
60ヘクタールに及ぶ専用園で採取したハーブや、個人薬草採集家から買い付けたハーブ、周辺国から輸入した原料を元に生産しています。
店舗には喘息や胃もたれ、胃酸過多、胆石、不眠など症状別にブレンドされたものが105種類、ミント、カモミール、ドッグローズなど一般的なハーブティーの扱いもあります。
価格はブレンドしたもので600ディナール(620円)~、カモミールは200ディナール(220円/50g)~。
その他にクリームやジェル、精油などの製品があります。
薬剤師のタシッチ氏
薬剤師のタシッチ氏。
「ハーブは病状を改善するというよりも、事前に防止する効果が期待出来ます。 半世紀前は病院では薬よりもハーブを処方されていたんですよ。 今の若い人には薬が主流ですけどね。 今朝もテレビに出たのですが、“伝統的療法”と紹介されましたよ。」
部屋にはサンプルが沢山
「ハーブティーは硬水より軟水で作る方が良いです。セルビアの水は殆どが硬水なのですけどね。」と話されていました。
訪ねる際は予め ホームページの商品(セルビア語のみ)から決めて行くと便利です。(店舗はセルビア語しか通じない場合が多いです)