
ニューベオグラードの「BLOCK70」には、かつて中華街があった。

以前は人通りも多く、衣服や雑貨を売る店が立ち並んでいたが、2年前の火事をきっかけに別の場所へ移転し、もうここには残っていないと聞いていた。

現在 建物は廃墟のようで、雑貨屋や衣料品店は完全になくなっていた。

ところが最近、日本人の知人から「味噌が売っているらしい」と耳にし、半信半疑で訪ねてみることに。

廃ビルみたいだが、しかしなぜか、出店っぽい飲食店が数軒ある。

その一つの食堂風の店に入ってみた。
客のほとんどは敷地内や近隣で働く中国人で、セルビア人の姿は一組だけ。

店主にすすめられたラーメンを注文すると、平麺の上に羊肉や野菜などがどっさりと乗っていた。

それに春雨や、湯葉、昆布の細切りが入っていた。

香菜に見せたパセリかと思ったら、本物の香菜だった。
スープは塩味でボリュームもうま味も十分で、店主がお勧めするのも納得。

旦那は、写真では真っ赤で辛そうに見えた牛肉麺を頼んだ。

量は中華店恒例の、2人前ほどあり、こちらも食べ応え十分だった。

店が全く開いていなかったので、味噌は見つからず、ラーメンだけ食べて帰ってきた。

しかし中国人の食への執念はさすがだな。
10年ほど前にも食べている↓
