
標高2,914mのビフレン山。

この山は、ブルガリアの世界遺産・ピリン山脈にある大理石の一枚岩の山である。

今回は、山岳隊と一緒にキャンプをしながら滞在した。

少し登ると、足元にゴロゴロと大理石の岩が見られる。

今回は一般的な登山ルートではなく、山を周り込むルートだが、山岳隊が言うにはこちらの方が早いらしい。(だが厳しい)

急な山道を登り、途中にあるカズナ・シェルター(Kazna Shelter)へ到着。

ここは観測用の一時滞在所で、登山客が泊まる場所ではないらしい。

簡素なシェルター内。

ヴィフレンの反対側には、万年雪が積もっている。(下の白い部分)

この場所から、Knife-edge-ridge(岩が縦に長く続いた鋭い尾根) と呼ばれる「コンチェト(Koncheto)」へ行くことができる。
↑ 険しい山を登り、コンチェトへショートカットして登る人たち。

引き続き、岩というか石を登り、中央の砂みたいなところを通ってこの山を超える。

いつになったらキャンプの場所に着くねん。

やっと到着。
奥に見える山は、クテロ(Kutelo)。
コンチェトは、さらにもう一つ山を越える。

左側にはヴィフレンが見える。
写真では低い丘くらいに見えるが、ここから上るには40分と書いていた。
私なら2時間かかるだろう。
私は登山家でもないのに、ここにもう4回も登っている。。

山岳隊が食事を作ってくれた。

かなり寒くなってきたので、暖かいスープは助かった。

テントや食料を運んでくれたスタッフ。
この人たちは、ピリン山脈の山岳救助隊でもある。

山の天気は変わりやすい。
夕方は明るかったが、夜は雨になった。

そして翌日は晴れ。

肉ばかりの食事を終え、

下山へ。

ここをまた下りるんか・・。

ディレクターが、「トイレをもよおしたら隠れずにその場でした方がいい。登山での滑落や転落事故は、足場の悪い所に隠れて用を足すときによく起きる」と言っていた。
それもそうだな、こんな所で隠れようと思ったら、すごく足場の悪い所まで行かないといけない。

何とか下山。

シャレー特製の白いんげん豆のスープ。
トルコの影響だろうか、ブルガリアのスープは上にオイルとハーブをかけたものをよく見る。

宿泊したグランド ロイヤルホテル。

ピリン山脈は 夏は避暑、冬はスキー客が来るので、ホテルは期滞在型のキッチン付きアパートになっている。

ベランダで一服。
ブルガリアではクレームブリュレばかり食べた。
いろんなレストラン、ホテルにあったが、流行っているのだろうか。
ベオグラードでも探したが、扱いが殆どない。