ベオグラードの養護施設に居る子供たちを見て思うこと

先月、ベオグラードにある児童養護施設に行くことがあった。
ベオグラードには養護施設が6か所あり、各施設には50人ほどの子供たちが滞在している。
施設の人は「子供達は虐待されたわけではなく、親が育てられない子が来ている」と話していた。
また新生児の時に手放される子もいる。

食堂

ただ、施設に居る子供は、障害のある子供が多かった
たぶんだが、育てにくい子供を施設に預ける親が多いのだろう。

この部屋は、子供が落ち着かない時(特に夜)に入る部屋で、集団から離れると落ち着く子供もいるため、心理療養士が一緒にいることもあるらしい。
だが、ベッドで飛び跳ねたりドアを開閉したり、壁に穴をあけるため修理をしても追いつかないという。

私は始めからセルビア人の「家族愛」だの「子供を大事にしている(特に祖母から孫)」アピールに薄気味悪さを感じていた。
育てにくい子を簡単に施設に入れる側面もあるなら、むやみに「家族愛」アピールはするべきでない。