ベオグラードの学校で起こった同校生徒による死傷事件は、凶悪事件に慣れていないセルビア人にはショック過ぎる出来事だった。
私はこんな事件はアメリカや日本、イギリス等の先進国で起こるものだと思っていたので、意外に思った。
発展し過ぎた国では激しい競争やストレス、プレッシャーなんかで精神的な歪みが出てくるものだが、こんなバケーションを2週間取るような国で起こるとは。
セルビアではこれを機に「学校や教師のありかた」だの「家庭の関係」などの議論が噴出しているが、この事件は虐められていたか、精神のイッテしまった子ども(と躾けの出来ない親)が起こした偶発的な事件だ。
学校の前は沢山の人、マスコミ、そしてかなりの数の警察・私服警察が居た。
セルビア社会の問題【モラルの欠如】
学校のすぐ近くの公園には、事件の翌日に描かれた落書きが残っている。
「待ってるからな!」という表現は、フーリガンなどが脅す時に使う言い方だ。
ざっと見ただけでも5か所にあった。
その内1,2か所は事件前に書かれていて、少年は前から他の生徒に脅されていたという人も居る。
落書きには目もくれず学校に献花に行く女性たち。
バカなセルビア人は気付いてもいないだろう。
こんなものが事件後 公共の場所に描かれ、今も放置されていることこそが問題なのだ。
セルビア人はすぐに悪ノリし、便乗してこういう事をするが、それを誰も咎めない。
社会のモラルが欠如しているのだ。
セルビア人の悪行には慣れているが、ただの落書きではないこんなものが放置されていることには呆れる。
動画、翻訳が大変だったので是非見てください
上に貼っている動画で、最後に話してくれた人はすごくハキハキと話すと思ったら俳優だった。
この人が「動画いつアップするの?」と何度もメッセージを送ってくるので寝ずに作りました。
大変だったので、ぜひ見てください。