先月 すごく久し振りに帰国しました。
円安のせいで、初めて日本の物価が安く感じました。
ここでは、大変だった乗り継ぎや買い物のヒット製品などを振り返ります。
国内乗り継ぎが疲れた
今回は成田から大分までの乗り継ぎだった。
いつも関空直なので、成田から羽田までの行き方も分からない。
羽田から国内線で福岡へ。
地下鉄で博多へ。
写真で見てこれを新幹線だと思い、新幹線の窓口で聞いたら「あーそれJRですね~」と軽く言われた。
形状が紛らわしいわ。
九州に住む人が「日本に入ってからが旅行」と言っていたけど、その通りだった。
長時間のフライトと、初めての国内移動で初日は疲労困憊だった。
安くて快適だったホテル
部屋はスーツケースを開けたら一杯になる狭さだったけど、隣に大きなスーパーがあるのですごく便利だった。
宿泊費は6千円弱と安いのに朝食もついていた。
一番気に入ったのが、部屋に持ち帰れること。
この方法は画期的!
座る場所を探さなくでも良いし、団体とバッティングしないので本当に素晴らしい!
あと、コップに水を入れてそのまま外に出たら、ルームサービスの人がティッシュを掛けてくれていて感動した。
これは海外の高級ホテルでもしない心遣いじゃないだろうか。
スーパーではまるで外人だったけど…
スーパーでは本当にワクワクした。
おかきも!
色んな種類のキットカットも!
アイスも!
コーヒーも!
いっぱいの薬!
細かな化粧品!
刺身も
生のカニも
湯がいたカニも!
何でもある!!
日本で【食い溜め】して帰るつもりだったけど、3日目くらいからあまり食べられなくなった。
種類が多過ぎるのと加工品が多いからだ。
セルビアのシンプルな食生活に順応したため、日本の食が過剰に感じた。
スーパーとセリアの組み合わせは危険
スーパーの上の階にセリアがあったのは危険だった。(また買ってしまう…)
100円ショップの情報を仕入れてなかったので、広い店内を見て回るだけで疲れた。
セルビアには100円ショップはないので、殆どの品を定価で買う。(Zara Homeなんかは他国より高い時もある)
始めは不満だったけど、定価で買うから吟味して長く使うようになった。
それに慣れてしまうと、逆に種類が多くて安いと迷ってしまう。
日本で信じられない貧困問題
スーパー内に、フードドライブという場所があった。
家で余っているものを持ってくれば、必要な人が持って帰る物々交換システムかと思いきや、いわゆる貧困家庭へ配る商品ということか。
セルビアにさえこんなのは無いので、驚いた。(セルビアでこれをやれば、一般客やジプシーが中身を物色してメチャクチャになるだろう)
日本に居た20年近く前にこういうのを見れば、海外用の支援だったけど、今は国内向けになっているなんて。。
購入したもの
趣味の口腔ケア
以前 歯が黒ずんでしまい、それから口腔ケアに興味を持って今では歯磨き粉を試すのが趣味になっている。
セルビアにはドイツやスイス、英国製などの歯磨き粉もあるけど、日本の歯磨き粉は“美味”。
アパガードのリナメル(右・歯磨き粉)は、エナメル質を補強する、歯がツルツルになる、と歯科医も推薦してたけど、私には特に効果はなかった。
歯は電動歯ブラシを使った時に驚きのツルツル効果があった。
キッチン用品
包丁やラップも買ったけど、一番ヒットだったのは、、
ポリ袋エコホルダー。
セルビアのシンクは小さくて三角コーナーを入れられないため、ゴミ袋は必然的に外に出すけど、これは地味に使い易い。
料理好きな旦那が一番気に入っている。
化粧品
今回一番買ったのは、化粧品で写真の10倍は買った。
買い過ぎて、半ば強制的にマツモトキヨシの会員にさせられた。
日本の化粧品は香料が入っていないのがとても良い。
でも一番安く買えたのは空港内の免税品店(羽田)だった。
すごく混んでいるので、事前に空港サイトで販売しているものを調べて、写メを店員さんに見せてサクッと終了。
最近セルビアで見つからないアルガンオイルを見付けたことが、この帰国で一番嬉しかったことかも知れない。
薬
旦那が “ちくのう気味”で気の毒だから買ってみたけど、1カ月服用してもあまり効果はなかったみたい。
昼は効いたけど、夜は鼻がつまって目が覚めるそう。
スプレーは割と効いたらしい。
後に、どこかの番組で外国人が日本で買う意外な薬で紹介されていた。
イタリア人が同僚に頼まれて買いに来たらしいけど、その薬はあまり効かないかも。
電気製品
今でもたまに停電のあるベオグラードでは、どの電池でも使えるLEDライトがあると便利。
このライトは結構明るくて、セルビア人へのお土産にも重宝されるだろう。
djiポケットは、買った10日後に新しいバージョンが販売されていた!
その他
ここではムシューダと、蚊がいなくなるスプレーは必需品。
ブラックキャップは初めて買った。
効くらしいけど…パッケージの絵を見るだけで気持ち悪い。。
日本に用事無し
今回の帰国は、数年前の打ち合わせだけの弾丸東京往復を除けば、10年振りの帰国だった。
セルビアに来た時、長く住んでいる人が9年帰国していないと聞いて、「えぇ!?なんでそんなに長く帰らないんですか??」と言ったことがある。
自分が同じ立場になってみてよく分かった。
「特に帰る用事が無い」のだ。
あと、日本に時間とお金を使って行くよりイタリアやトルコなんかへ行った方がよっぽど良いと思っているからだ。
そして20年近く日本を離れると、もう日本に「帰ってきたという感覚」は一切無い。
旅行者として海外に来たという感覚でも無いし…自分はこの10年 日本と海外の間に居るような感じがずっとしている。