~2019年版~『ベオグラード&ノビサド" ガイドブック』 販売中です!

相撲クラブ in セルビア


セルビアで相撲道場が始まったのは2年前と新しく、競技人口も13人と今はまだ少ない。
今回はニューベオグラードのスポーツセンターで練習を行う相撲クラブを訪ねた。


練習は月・水・金の3日行われ、この日は2人で試合のための稽古を行っていた。
スラビシェさん(右)とミロスラブさん(左)の本職はスタントマン。
主に映画のスタントを担当しており、その収入を相撲の道具等に費やしているという。

— 股割りは辛いらしい。 —

セルビアではケーブルTVのスポーツ番組でたまに大相撲を見ることが出来るが、それでもマイナーな競技のため、屋外演習を行った際はまわし姿を冷やかされたり女子から笑われることもあるらしい。そんな時は「連中をつまみ出してやる。」そうだ。
クラブが抱える一番の問題は、やはり運営費用の問題だ。
セルビアのスポーツクラブ運営は、国の認可があると費用の援助を受けることが出来るが、相撲に関しては知名度や大会実績が足りない等でなかなか認可がおりない。
殆ど自費運営している状態だが海外遠征になると自腹は辛いらしい。
「だから土俵も揃えることが出来ないし、まわしも練習用なんだ。」とスラビシェさんは言う。

【稽古の様子】


後日、セルビア相撲協会会長のベリュコ氏にも話しを聞くことが出来た。

いつかセルビアから力士を日本に派遣して稽古を体験させることが夢だと語るベリュコ氏は、日本からの援助や寄付に対し「日本人はさり気無く、しかし多大に手助けをしてくれる。その事に非常に感謝している」とも。
しかし現在問題になっている相撲の八百長については、「この件が起ったことと春場所が中止になることをとても残念に思っている。日本相撲協会より早期に解決することを願っている。」とのこと。
今年はブルガリアへも遠征予定のセルビア人力士の健闘を期待したい。