統計いろいろ vol.5 犯罪に関する統計


セルビアの近年一番の問題は、フーリガンでもスキンヘッズでも無く、『ドラッグ』である。
最も多いのはマリファナで、次いでヘロイン、コカイン、エクスタシー、アムフェタミンなどが出回っている。
殆どは南米から密輸されたものである。
2009年に検挙されたドラッグディーラーは28組、検挙数は5,100回。
近年では、小学校にも飴などに混ぜたドラッグを売るディーラーが出没(児童間でも売買)する問題もあり、ベオグラードの小~高校では監視カメラの設置が急がれている。

ドラッグに続いて問題となっているのは銃犯罪である。
殺人事件に利用されるケースが後を絶たず、べオグラードで起こる殺人事件の90%も占める。
銃を合法に所持している人数は約180万人だが、犯罪で使われる銃のほとんどは違法所持である。
事件で殺害される比率は日本の3倍、被害者は男性だと未婚男性の率が高く、反対に女性は既婚者の場合が多い。
一年のうち犯罪の最も多い月は7月で、雪などで人があまり出歩かない2~3月が最も少ない。
曜日で見ると、犯罪の最も多いのは金曜日、少ないのは木曜日とのこと。

2009年度の逮捕者は約10,800人、その内7,500人ほどが刑務所に収容されている。
犯罪の内容は、強盗、麻薬密売、窃盗、家庭内暴力、殺人、性犯罪の順である。
刑期は3~6ヶ月が一番多く、次いで6~12ヶ月、1~2年となっている。
セルビアには終身刑が無く(刑期は最長40年)、最高刑は死刑。

一般人の警察に対する信用調査では以下の結果が出ている。
最後の結果がセルビアらしい。

■ 警察は人権を尊重していると思うか?

32% どちらとも言えない
30% ややしている
18% ややしていない
9%  全く尊重していない
7%  とても尊重している

■ 警察の働きに満足しているか?

47% していない
36% している
17% どちらとも言えない

■ 警察は懇意にしてくれるか?

43% してくれる
28% してくれない
29% どちらでもない

■ 警察にワイロは通用するか?

34% すごく通用する
28% とても通用する
18% どちらとも言えない
12% 少し通用する
5%  分からない
2%  通用しない