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【松村先生のセルビア便り】 セルビア剣道世界に挑戦 

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5月末、イタリア北部の街ノヴァラで開かれた剣道の世界選手権大会に、セルビアチームのコーチとして出かけてきました。
バスで片道15時間という強行軍でしたが、会場がセルビアに近いことが幸いし、初めて世界選手権の男女個人・団体の全種目に参加することが出来ました。
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セルビア選手団は男子7人、女子6人。
このうち個人戦には男女共に4人、5人1チームの団体戦には交代しつつ全員が参戦、出場した全ての選手が世界の舞台で経験を積む事が出来ました。
まず個人戦では、男女共に1人が予選リーグを勝ち抜いて決勝トーナメントに進出しました。しかし男子は1回戦、女子は2回戦で敗れ、世界の壁の厚さを味わいました。
団体戦では、まず女子が予選リーグでシンガポール、フランス、スイスと対戦しましたが、シンガポールとフランスに敗れ、予選突破は叶いませんでした。
しかし、最後のスイス戦では4勝1敗と実力を発揮、笑顔で締め括ることが出来ました。

今回最も力を入れていた男子団体は、香港とロシアを破って予選リーグを突破、ベスト16に入り最低限の目標を達成しました。
しかし決勝トーナメントでは1回戦で女子と同様フランスに敗れ、次戦で当る予定にしていた日本との対戦を実現出来ませんでした。
事実上の初出場でもあり、剣道人口も格段に少ないセルビア勢としてはまずまずの成果といえますが、選手達には悔しさが残ったようで、来春のヨーロッパ大会での健闘を誓い合っていました。
剣道の世界選手権は3年毎に開かれており今回は15回目、49ヵ国が参加しました。
この大会では常に日本と韓国の強さが際立ち、今回も接戦を演じた末に、全種目を日本が制しました。

国際剣道連盟の配布資料によりますと、世界の剣道人口は1位が日本で160万人、2位の韓国が60万人、3位フランス1万人、4位5位がUSAと台湾で各5千人。
これを見れば日本と韓国の活躍は至極当然、剣道人口350人のセルビアは大活躍と言えましょう。褒めてやりたくなりました。
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次回2015年の大会は、東京の日本武道館で開かれます。
私はもう東京に戻っておりますが、遠い日本へ果して何人のセルビア選手が足を運んでくれるか気になります。
今の懐具合では選手団の派遣は難しいでしょう。それでももし、何人かがやって参りましたら、どうぞ応援をしてやって下さい。よろしくお願い致します。
( 了 )

文・写真 = 松村光典