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3.セルビア語ってどっちの文字?実は両方OK!


セルビアでは、ラテン文字とキリル文字の両方を使う!
実はセルビア語は、ラテン文字とキリル文字のどちらでも書くことができる珍しい言語です。
学校教育ではキリル文字が基本とされてきましたが、日常生活ではラテン文字もよく使われており、両方が正式な文字として認められています。
その理由は、歴史と文化にあり
セルビアは長い歴史の中で、東西の文化が交差する場所にありました。
・キリル文字は、ロシアやブルガリアなど、東方正教の国々で広く使われてきた文字で、セルビアも正教会の文化圏に属しています。
・一方で、ラテン文字は西ヨーロッパに近い影響を受けた場面で多く使われるようになりました。
その結果、どちらの文字も使い分けることが自然になったのです。
標識や書類も2つの文字で
そのため、店舗、道路標識、パッケージ、学校教材など、多くの場所でどちらかの文字が記されています。(併記の場合もあり)
観光客にとっては少し驚くかもしれませんが、セルビアではとても普通のことなのです。