プライド/ゲイパレード セルビア 2010 【暴動編】

パレード前日(10月9日)に行われた反対派のデモには、オーソドックスを信仰するグループの他ファシストなど10,000人もの人が市内中心地に集まった。右手を上げているのはファシスト、写真中央より右に居る2人はスキンヘッズ。

今回のプライドパレードは、多くの反対派デモや襲撃が予測される中、セルビア政府としてはどうしても開催しなければならない理由があった。

まず第一は、悲願のEU入りの加盟基準である「マイノリティの尊重と保護」をクリアしたことのアピール。

そして、2日後に来訪するクリントン国務長官への治安、警察力のアピールだ。

「参加者の安全を保障出来ない(警察)」という理由で前日にキャンセルになった昨年とはうって変わり、今回のパレードの警護は異常と思える程の力の入れようだった。

騎馬隊は数箇所に配置。

催涙ガス防御マスクに、警察犬も登場。

軍事演習のようである。

街には監視カメラが設置され、逃げた暴動者も後日逮捕されるという。

だが本日は予測通り6,000人ものフーリガン等が集結して、民主党本部の放火、警察車両2台及びフランス大使館公用車の放火、機動隊への投石など大暴れした。

その結果、現地時間の18時 時点では120人の警察関係者が負傷、一般人22名が怪我、店舗や車両が破壊され207人の逮捕者を出している。

2010年にセルビア人 1400人に対して行われた意識調査によると、

【ゲイやレズビアン等のセクシャルマイノリティーに関する意識】

49% 家族や親族がゲイだとしても絶対に認めることは出来ない

53% 政府がパレードをしないように取り締まるべき

56% ゲイやレズビアンは社会に脅威を及ぼす

67% ゲイやレズビアンの人達は病んでいる

【マイノリティーに対しての暴力に関する意識】

65% いかなる暴力行為も行われるべきではない

53% 暴力行為は厳しく罰せられるべき

14% ゲイやレズビアンは取り締まる(逮捕)か暴力で解決するべき

という結果が出ている。 この様な状況の中、パレードを開催するのは少々無謀だったのかも知れない。


記事参照: blic,  B92

Tokyo Wrestling様サイトにて紹介して頂きました。