セルビアサッカー界/フーリガン・金・訴訟など黒い問題


イタリアで行われたユーロ2010でのフーリガンの事件は、裏でマフィアが資金提供していたことなどが明らかになり、未だ収拾が付かない状態だが、国内のFaceBookでは逮捕されたイヴァン・ボグダノヴをヒーローだと支持する人達(特に若年層)が約23,000人も居る始末だ。
暴動の動機をイヴァンは、「カラジッチ(セルビアサッカー協会理事長)を理事の座から引きおろしたかった。」と供述している。


そんなカラジッチ・サッカー協会理事長(右)には今回の問題とは別に、ワールドカップ2010のセルビアチーム監督だったアンティッチ氏(左)からの訴訟問題が控えている。
次回ワールドカップに向けてのナショナルチーム監督として大揉めに揉めた後に、やっと契約を更新したばかりのアンティッチ氏を 2ヶ月ほどで一方的に解任したことが訴訟理由である。

今回全く関連性の無いアルバニアの国旗を燃やす行為は、コソボに住むアルバニア人*に対しての抗議だが、「とりあえずコレも燃やしとけ」的なやっつけ行為だ。
*セルビア人にとって2008年のコソボ独立は、コソボに住むアルバニア人から無理やり土地を強奪された形になる。
これをTVで見たヨーロッパ各国に住むアルバニア人も、対抗してセルビアの国旗を燃やして回ったらしい。

以上の理由に加え、ブラディミール・ストイコビッチの移籍が暴動の原因と挙げられているが、それだけの理由で2,000人ものフーリガンがイタリアへ自主的に集結するだろうか。

今回特にフーリガンの標的になったストイコビッチ(27)。
(写真は昨年6月に結婚した元モデルのボヤナさんと)
2000年代は主にレッドスター(セルビア)でゴールキーパーとして活躍した後、海外チームに所属、今年8月よりパルチザン(セルビア)に移籍した。
しかし、それと同時に脅迫を受けるようになった。
この日もジェノバのスタジアムに選手の乗ったバスが着いた途端、待ち構えていた発炎筒やナイフを持ったセルビア人フーリガンが、ストイコビッチを目掛けて襲撃しようとしたが、他の選手がフーリガンと揉み合いになっている間にストイコビッチは安全な場所に避難した。
それではストイコビッチは何故 脅迫を受けるようになったのか。
以前からセルビアサッカー界では国内の選手が移籍する際は、地元のとある組織が仲介を担うと言われていた。
ところが、ストイコビッチのパルチザン移籍はその組織を無視して単独(近親者のみ)で行われたとのことだ。
サッカー協会理事と何処かとの確執、ストイコビッチへの揺さぶり、背後で誰かがフーリガンを操っているのは確かかも知れない。