セルビア生活

守護聖人を祝うSlava (スラヴァ) の儀式


セルビアで85%を占めるセルビア正教では、毎年 自身の守護聖人を敬って祝うスラヴァという日が設けられている。
写真のパンはスラヴァを祝うためのケーキ。(どう見てもパンだが、ケーキと呼ぶ)蜂蜜などが使われていて少し甘い。
信者はこのケーキをスラヴァ初日の早朝に教会へ持参する。 牧師より十字に切り目を入れて赤ワインを注がれるので、それを牧師と自分用に半分に割り、持ち帰る。


持ち帰ったケーキは写真右。
聖人にはセイント・ニコラ(水夫の守護聖人)、セイント・ミカエル(天使)、セイント・イリヤ(商業の守護聖人)、セイント・サバ(学問・学童の守護聖人)、セイント・トリフーン(ワイン・穀物の守護聖人)、セイント・ペトゥカ(病・貧困を救済する守護聖人)など20種以上が存在し、スラヴァの行われる日にちは守護聖人により異なる。
通常は同じ守護聖人を父親から息子へ継承する。
父親が生存中は息子は基本的にはスラヴァを行うことは出来ない。 例外として、結婚等で独立した息子もスラヴァを希望する場合は、父親のケーキ(1/2)を更に割ったものを貰う。
写真は最も数の多いセイント・ニコラのスラヴァ。 毎年12月19日に行われる。

スラヴァの期間は約1~2日間で、親戚や親しい友人、仕事関係者などを招待して豪勢な手料理を振舞う。
料理を作るのは妻や娘の役目だ。

料理は、スープに始まり、オードブル、サラダ、メイン、パン、アイバルなどの付け合せ、その他ケーキなど沢山準備される。

昔は、友人を招いてお茶とケーキで質素に祝うくらいだったが、年々エスカレートして最近ではレストランで祝う人も居たりするが、スラヴァは自宅へゲストを招待して祝うのが伝統であるのでこの行為は教会より非難されている。
ゲストとして訪ねる際は、ワインや花、チョコレートなどのお菓子を持参するとよい。

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