9月7日、『プライド・パレード/ベオグラード2010』の正式開催日が発表された。

しかし、セルビアではゲイやレズビアン等のセクシャルマイノリティーの人々に対して、「病んでいる」、「治療が必要」、若しくは「根絶するべき」という意見が70%を占める。

自身がレズビアンであることをカミングアウトしているマイダ・プアチャさん(写真)にセルビア人の意識や原因を聞いてみた。

- この時代に、否定的な意見が70%とは多過ぎると思うのですが・・

マイダさん : 「今年はちょっとだけ下がって67%くらいだと思いますね。(笑) 私は去年パレードの実行委員をしていたのですが、テレビやメディアに顔が出てしまったので、街を歩くのも本当に大変でした。攻撃的な人は私を見付けると「ダイク!(レズビアンの蔑称・最近ではレズビアン全体を代表される言葉でもある)」と叫んで馬鹿にしたり、暴力を振るったりするんです。70%は確かに多い数字ですが、少しずつ少なくなってきていると思います。」

- ホモ・フォビア(同性愛嫌悪者)になる原因は何だと思いますか?

マ : 「旧ユーゴスラビア時代の内戦や経済制裁、99年のNATO軍の空爆などによりセルビア人は貧困や生活困難に陥りました。
そんな中、人々に国粋主義が浸透しました。
国粋主義自体は悪いことではないのですが、中には傾倒し過ぎて「健全な人種しか存在するべきでない」という主張する人も出てきました。こういう極右翼的発想がセクシャル・マイノリティーを排除しようとしています。
あとは政治家ですね。」

同性愛反対派が70%も占めるセルビアでは、政治家も分かってはいても票を失いたくないために、彼等の味方にはつけないというのだろうか。
日本なら反対だと思うが。。

現在マイダさんはNGOのレズビアン人権団体で働いている。
この団体では自身の性に問題を抱える女性へのカウンセリングやサポートを行っている。
「今はインターネットや人権団体で情報を得ることが出来るので、良い時代とも言えますね。私は18歳の頃に自分がレズビアンだと自覚したのですが、両親に分かってもらうのに3年ほど掛かりました。
その間に精神科に連れて行かれたり。。友人にカミングアウトをした途端、連絡が途絶えたこともありました。」

だが辛いことだけではない。来年にはアメリカへ移住する計画が進行中だ。
「それに弟夫婦に子供も生まれる予定なんです。家族が増えるんです!」
まだ30歳のマイダさん。 本当の人生はこれからだ。

*「プライド・パレード/ベオグラード2010」は、10月10日ベオグラード中心地よりスタートの予定。

マイダさんのインタビューの詳細は、Tokyo Wrestlingに掲載頂いています。
併せてご覧ください。
インタビュー[ 1 ]
インタビュー[ 2 ]