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ベオグラードを歩いていると、こんなバスをよく見かける。
これは経済制裁やNATO軍の空爆に対する援助の一環として日本から寄贈されたバスで、現在100台近くが市内を走っている。

※ バス前方のドア左半分が開いているが、壊れている訳ではない。エアコンが無いバスが多く、夏場は運転手の機転でドアを開けたまま(違法です)走行することがある。

日本からの援助はバス以外にも病院医療機材、水道整備、学校校舎修復等などにも及ぶ。
2011年の新聞に記載されていた金額は以下の通りだ。

今年はセルビア国内39箇所の病院に、日本からマンモグラフィー(乳がん早期発見機材)が寄付された。  総額 580万ユーロ(6億5千万円)。
これに対しセルビア人からは「ありがとう。日本人は黙っているけどいつも助けてくれる。」等の感謝のコメントが多々寄せられている。
セルビア人は日本を今でも裕福な国だと信じている。
これらの援助に対する感謝の意として、2010年9月にベオグラード市よりカレメグダン公園内に『日本の泉』が設立された。
セルビアの観光名所であるカレメグダンに設けられた日本調のオブジェクトにセルビア人からは…
「ダサい。」 「まるで豆を煮る鍋みたいだ」 「どうやってこんなモノを日本人に見せたらいいんだ?」(地元新聞より) というバッシングが相次ぐ。
かなり少数だが 「寄付は有難いが、コソボの独立を容認した日本の為にこんなものを作ってやる必要はない」という意見も聞く。

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2016年3月 追記 ちょっと良い話し

『快適で頼りになる(バス)』 ~ ベオグラード市バス会報より

- このたび日本から贈られたバス数台の走行距離が、100万キロを越えました。
それはこのバスが高品質であったこと、メンテナンスが充実していたこと、ドライバーも大事に乗っていたことの結果です。
2003年に寄付されてから13年が経ちますが、その性能はバス運営会社やスタッフの期待に充分に応えてくれました。
長い期間 市民の足として走ってくれましたが、現在もメンテナンスは怠りませんので状態は良く、まだまだ走れそうです。-
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